A: はい。くい丸は最長4mまで10cm刻みで特注製作が可能です。2.6mや3.2m、4mといった長さの製作実績もございます。最短の長さは太さによって異なります(下記参照)。
長さによる配送上の制約
運送会社の規定により、くい丸の長さによって配送方法や条件が異なります。大きく分けて以下の3つの区分があります。
| 長さ区分 | 長さ | 配送上の制約 |
|---|---|---|
| スタンダード | 0.3m 〜 2.0m |
路線便(通常のビジネス便):
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| ロング | 2.1m 〜 2.9m |
路線便:
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| スーパーロング | 3.0m 〜 4.0m |
【チャーター便のみ対応】 路線便:
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※ロング、スーパーロング区分は送料が都度お見積もりとなるため、通常オンラインストアでは販売しておりませんが、一部の長さについては在庫している場合もございます。
納期や送料についてはLINE公式またはお問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。
長尺のくい丸の強度に関する注意点
くい丸は摩擦杭であり、一般的に深く打ち込むほど鉛直支持力(垂直方向の引き抜きや押し込みに対する抵抗力)は強くなります。
しかし、水平力(横方向からの力)に対する抵抗力については、必ずしも「深く打ち込むほど強くなる」とは限りません。地盤の状況や力の加わり方によって最適な根入れ深さは異なります。
また、くい丸に限らず、杭は長くなるほど座屈(ざくつ:軸方向からの圧縮荷重によって杭自体が折れ曲がってしまう現象)のリスクが高まります。手ハンマーや電動ブレーカー(ハツリ機)などの手持ち工具での打ち込みであれば、通常は座屈を過度に心配する必要はありません。しかし、バックホー(油圧ショベル)のアタッチメントなどで打ち込む場合は、杭に対して垂直に、かつ過大な力をかけないよう、より慎重な作業が求められます。
スーパーロング(3.0m〜4.0m)の主な用途例
- 土木工事における掘削時の丁張り(ちょうはり)杭として
- アース(接地)用途として
- 砂地など、特に軟弱な地盤での基礎杭として
最短製作可能長さについて
製作可能な最も短いくい丸の長さは、太さによって異なります。これは、くい丸の両端にある絞り(テーパー)部分の長さが、太さによって変わるためです。
- 太さ27.2mm
- 0.3m (300mm) 〜
- 太さ31.8mm
- 0.4m (400mm) 〜
- 太さ34.0mm
- 0.4m (400mm) 〜
- 太さ38.1mm
- 0.5m (500mm) 〜
- 太さ42.7mm
- 0.5m (500mm) 〜
- 太さ48.6mm
- 0.5m (500mm) 〜
- 太さ60.5mm
- 0.6m (600mm) 〜
上記より短い長さをご希望の場合も、LINE公式またはお問い合わせフォームよりご相談ください。エキスパートが対応させていただきます。