A: はい。土留め(どどめ)用途としても、多くの現場でご活用いただいています。
土留めとしてよく使われるケース
-
農業・農地向け
主に太さ48.6mmのくい丸と市販の「土留鋼板(どどめこうはん)」と組み合わせて使用されます。
土留鋼板を1段で使用する場合は、くい丸の長さ800mm〜1000mm (0.8m〜1.0m) 程度が、2段で使用する場合は1300mm〜1500mm (1.3m〜1.5m) 程度が選ばれることが多いです。(※地盤の状況に合わせて適切な長さをご検討ください。)
-
災害仮復旧向け
災害発生時に、道路の路肩(ろかた)崩壊などの応急復旧目的でくい丸が使用されることがあります。
土留め板としてベニヤ板(コンパネ)などが用いられる場合、支柱として太さ48.6mm × 1.5m程度のくい丸が選ばれることがあります。
-
基礎工事現場向け
建物の基礎工事などにおける掘削時の仮設土留め(山留め)としても多く使用されています。地盤が固い場合でも直接打ち込めると評価いただいています。
仮囲い用としても一般的に用いられる太さ48.6mm × 1.5mが使用されることが多いです。
番外:水防資材としての活用
河川の増水時などに用いられる「積み土嚢工法」の補強・固定用として、くい丸を備蓄されている自治体様もございます。上記でご紹介した「土留鋼板」と組み合わせることで、さらに安定した積み土嚢を迅速に構築できます。
くい丸は特別な資格不要で作業でき、河原などの石混じり地盤でも打ち込めるため、緊急時にも役立ちます。また、屋内保管であれば比較的長期の保管が可能で、省スペースで備蓄できる点も評価されています。