A: はい、可能です。市販の鉄部用ペンキ(塗料)を使って、お客様ご自身でくい丸を塗装することができます。
塗装の目的と推奨される塗料
くい丸はすでに溶融亜鉛メッキによる高い防錆処理が施されていますが、設置後に塗装を行うことで、景観に合わせる目的のほか、メッキ層を保護し、さらに錆(さび)の発生を長期間抑える効果が期待できます。
塗料としては、ホームセンターなどで販売されている一般的な鉄部用水性塗料の使用をおすすめします。
油性塗料の使用について
くい丸の本体(鉄パイプ部分)の表面には、メッキ層の保護や汚れ防止のための透明なコーティングが薄く施されている場合があります。油性塗料(溶剤系塗料)を使用すると、このコーティングとの相性によっては塗料の密着が悪くなる可能性があります。
油性塗料をご使用になる場合は、塗装前にサンドペーパーなどで軽く表面を研磨(目粗し)するか、塗料メーカーが推奨する適切なプライマー(下塗り材)を塗布してから上塗りすることをおすすめします。
打設後の頭部補修について(推奨)
くい丸の頭部(叩く部分)には、製造工程での加工部を保護するために常温亜鉛メッキ材(ローバルなど)が塗布されています。ハンマーなどで強く打ち込む際に、この部分のメッキ材が剥がれてしまうことがあります。
もし打設後に頭部の鉄の素地が見えてしまっている場合は、その部分に市販のローバルスプレーなどを塗布(補修)してから、上塗りとして水性塗料などを塗装すると、より高い防錆効果が期待でき、製品を長持ちさせることができます。
※ローバルスプレーなどの常温亜鉛メッキ材は、大型ホームセンターや塗料専門店でご購入いただけます。ご使用の際は、製品の取扱説明書や注意事項をよくご確認ください。