小さな子供達が遊ぶ公園の遊具周りには、飛び出しや接触事故を防ぐための安全柵が欠かせません。しかし、老朽化した柵を更新したくても、「専門業者に依頼すると見積もりが高額になる」「自治体の予算がなかなか下りない」といった予算面の壁に直面するケースも少なくありません。
今回は、そうした課題を解決するため、PTAの有志の方々が自らの手でブランコ前の間仕切り柵を施工(DIY)された事例をご紹介します。
1. コンクリート基礎が不要。未経験でも1時間以内で完了
くい丸を活用した最大のメリットは、大掛かりな基礎工事が不要な点です。
通常、公園の柵を新設する場合、地面に穴を掘ってコンクリートを流し込み、固まるまで数日間の養生期間を待つ必要があります。しかし、くい丸であれば指定の位置にハンマーや電動杭打ち機で打ち込むだけで、即座に強固な支柱が完成します。
特別な資格やノウハウを持たないPTAの方々でも作業を進めやすく、今回の現場では資材の搬入から1時間も経たないうちに柵の施工が完了しました。くい丸1本の打設時間は1分前後でしたので、作業時間の殆どは位置決めと手すりの取り付けに費やされました。
2. 製品選び
公園という不特定多数の子供が触れる場所であるため、支柱だけでなく横に渡す手摺り(フレーム)の安全性にもこだわった部材が選定されました。ブランコ前の柵ということで高さは低め(60cm)ですが、安全性を重視し、根入れ(打ち込み深さ)は深めになる長さを選定しました。
| 用途 | 使用部材 | 特長・選定理由 |
|---|---|---|
| 支柱 | くい丸(太さ48.6mm / 長さ1.5m) | 十分な強度があり、打ち込むだけで自立 |
| 手摺りパイプ | くい丸フレームパイプ (※カスタム品) |
両端がくい丸の頭部と同じ丸みを帯びた形状。端部で手を切るケガのリスクがない |
| 接続金具 | フレームパイプハンガー (※カスタム品) |
高耐久なドブメッキ(溶融亜鉛めっき)仕様 |
3. DIY施工の誤差を吸収するアタッチメント
支柱と手摺りを接続する直交クランプ「フレームパイプハンガー」は、一般的な単管足場用の直交クランプと同じ役割を果たしますが、より景観に馴染み、長期の屋外使用に耐えるドブメッキが施されています。
さらに、この金具は支柱に対して高さを自在にスライドさせて固定できるため、地盤の固さや打ち込みの力加減によって杭の高さが多少不揃いになってしまっても、手摺りをきっちり水平に取り付けることが可能です。この「リカバリーのしやすさ」も、DIYでの施工を成功させる重要なポイントとなりました。
※「フレームパイプハンガー」「くい丸フレームパイプ」はカスタム品扱いとなります。ご希望の場合はフォームよりお問い合わせください。