
建設現場での利用から始まった打込み杭「くい丸」ですが、実はイベント設営に関わるお客様からのご注文が増えています。
イベント施工は
- 高い安全性が求められる
- 施工スケジュールがタイト
- 撤去も考える必要がある
という厳しい条件が重なる現場です。
今回ご紹介するのは、広大な敷地で開催された国民的アイドルの野外ライブ会場で、観覧エリアのゾーニング(仕切り)のためのロープフェンスとしてくい丸をご活用いただいた際の施工の様子です。
1. トラックが入れない芝生会場での搬入

会場は非常に広大な敷地でしたが、綺麗に芝生が整備されているため、資材運搬のトラックで自由に走り回ることはできません。そのため、指定の場所からはスタッフの手による「人海戦術」で運搬・配置を行いました。
| 使用サイズ | 長さ | 1本あたりの重量 |
|---|---|---|
| くい丸(太さ48.6mm) | 2.0m(2000mm) | 約5.5kg |
今回の事例では太さ48.6mm・長さ2.0mのサイズをお使いいただいています。会場での運搬を考慮し、5本ずつの小分け梱包でお届けしました。これにより、計画図に沿って大まかに配置し、その後さらに小分けの束をバラして1本ずつ細かく配っていくという効率的な作業が可能になりました。
2. 高所での打ち込み:作業台とエアーブレーカーの活用

長さ2.0mの杭ともなると、大人が背伸びをしても上からハンマーで叩くことはできません。そこで現場では、作業用足場(ステージ)を横へ移動させながら上から打ち込むという工夫がとられていました。
今回の現場は極端に固い地盤ではなかったため、1本あたりの打ち込み時間は数十秒〜数分程度で進みました。
3. 大勢の観客を誘導するしっかりした単管柵が完成

長さ2.0mのくい丸を、地中へ0.8〜1.0m程度の深さまでしっかりと打ち込んでいただきました。地上に残る高さは1.0〜1.2mほどになりますが、大人が強く押しても杭(支柱)が倒れるということはありませんでした。
4. ライブ終了後は抜いて原状回復、そして再利用へ
イベントが終了すれば、引き抜いて撤去します。専用のジャッキを使うことで、土を崩さずに引き抜くことができます。
くい丸を引き抜いた後には約5cm(=直径分)の綺麗な円筒形の穴が残るため、そこに細かいバラス(砂利)を流し込み、地表を平らにならせば基本的な原状回復は完了です。
※実際の原状回復の仕様や手順については、必ず事前に土地の所有者様・管理者様とお打ち合わせください。
もちろん、引き抜いたくい丸は次のイベントで再利用できます。使い捨てにならず、現場の安全性と作業スピードを両立できることが、多くのイベント設営会社様に自社保有して頂いている理由です。
今回の撤去作業ではロッキージャッキとジャッキ併用タイプが使われましたが、プロ用の油圧杭抜き機のレンタルもご用意しております。こちらは店頭には掲載していない商品となりますので、詳しくはフォームよりお問合せ下さい。
5. まとめ
- 仮囲い
- 大型テントの固定
- 照明柱
- 避雷針