くい丸をお客様にお届けする時に大事になるのが「梱包」です。トラックで長い距離を運ばれてお客様の手元に届くまでに荷崩れしてしまっては元も個もありませんし、かといって梱包にお金をかけすぎてコストアップになっても困ります。

 ということで、今回はくい丸の基本梱包となる50本梱包に焦点を当てて、お客様にどのように届けられるのかをご紹介しようと思います。

くい丸の梱包バリエーションはほぼ無限!

 クイックスの本店では、くい丸を1本からバラ売りしています(楽天店Yahoo店ではまとめ買いのみとさせて頂いております)。ですので、51本とか、112本などの半端な数(=ご入り用の数量)のご注文も頂きます。また、一度に複数のサイズ(太さや長さ)の杭をご注文頂いたり、くい丸とアタッチメントの同時買いもあるので、梱包のバリエーションはまさに無限と言っても過言ではありません。

基本は50本梱包

 くい丸はサイズによって1本1kgから10kg近いものまでありますが、よく売れる単管太さの48.6mm×長さ1.1mの場合ですと1本3kgです。1本だけなら出荷にもそれほど困らないのですが、工事現場や農業、太陽光発電などでお使い頂く場合には数百本から千本を超えるご注文も決して珍しいものではありません。そこで、50本を基本の梱包として、そこに足したり引いたりしてお客様が必要な数に梱包しています。

50本梱包は5本×10束

 50本梱包といっても、ガサッとまとめて縛っただけだと荷崩れしてしまいます。そこでくい丸では、5本ずつテープでまとめ、それを10束重ねて帯鉄で留める、という方法をとっています。とても手間のかかる方法なのですが、安全にお客様のもとにお届けするために欠かせない手間だと考えています。また、この5本梱包には、現場の中で持ち運びする際にもバラけず持ち運びできるメリットがあります。大きな現場ではかなり便利だとお褒めの言葉も頂いています。

 上記の図のように、5本梱包を交互に並べて2段にしています(分かりやすくするために束の色を変えています)。上段と中段にはクッションになる木材を、一番下にはフォークリフトのツメが入るように太めの角材を配置しています。シンプルですが、できるだけ3R(リユース、リデュース、リサイクル)にこだわった環境への負荷の少ない梱包方法になっていると思います。

5本梱包のヒミツ

 先ほど5本ずつまとめてテープで留めるとお伝えしましたが、このテープにも秘密があります。このテープが弱いものだと、50本束で数百キロにもなる鉄杭の束ですから、輸送中の摩擦で切れてしまう恐れがあります。
 そこで、くい丸では引っ張り強度がなんと鋼鉄以上と言われる特殊なテープを採用しています。このテープは優れもので、引っ張ってもちょっとやそっとでは切れない(人力では不可能です)のに、カッターナイフを使えばサクッと切れてしまうのです。いつもなぜそんな事ができるのか不思議に感じています。
 テープそのものがしっかりしているので、剥がす時にも割と簡単に外せるのも嬉しいポイントですね。

最大で1束100本まで対応します

 写真は100本梱包です。50本束を2段に重ねて帯鉄で締め込んであります。じゃぁ200本梱包だと4段に、300本梱包だと6段に、、、とはなりません。

 くい丸の梱包は最大で100本です。200本なら100本束が2束、300本なら3束でお届けします。もちろん論理的には積み上げていく事ができるのですが、安全性やフォークリフトとでの作業性を考慮して最大100本としています。

フォークリフト対応です

 48.6φ×1.1mだと50本束で150kg、48.6φ×1.5mだと同じく50本で200kgの重量があります。このくらいの重量になってくると、荷下ろしにはフォークリフトがあると便利です。最近は太陽光発電の現場にお邪魔すると結構ホイールローダータイプのフォークリフトが走っていますね。

フォークリフトがない場合の荷下ろしは?

 とはいえ、フォークリフトをお持ちでないところにお届けすることも当然あります。そうした時は、荷台で帯鉄をカットし、5本梱包にバラしてから手下ろしして頂く必要があります。

 この際、ペンチなどで無理にカットしようとすると帯鉄でケガをする恐れもありますので、帯鉄カッターの使用をおすすめします。

 また、こうしたフォークリフトを使わない荷下ろしの際は、配達に来たドライバーは手伝ってくれないこともあります。宅急便と違い、路線便は原則「車上渡し」になっているからです。実際にはドライバーも何がしかのお手伝いをしてくれるケースも多いのですが、お客様におかれましても、是非荷下ろし用の人員の確保をお願いいたします。

荷下ろしについてはお気軽にご相談下さい

 荷下ろしについては、様々なケースがありますので当店でできることは可能な限り対応させて頂きます。不安のある方は、お電話( 050-5212-5908 )、又はお問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせ下さい。



今回もお読み頂きありがとうございました。



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