くい丸がお客様に喜ばれるポイントの一つに、「固い地面に打ち込める」という事が挙げられます。杭は基礎を作る方法の中では非常に手軽な部類に入りますが、打ち込みづらい杭では元も子もありません。今回は、固い地面の代表例とも言える鉄道バラストにお使い頂いた事例をご紹介したいと思います。

鉄道バラストって?

 正確には「バラスト軌道」と言われる、やや大きめの石を敷き詰めた上に枕木を並べ、線路を敷く構造の事です。石の大きさは様々(wikipediaによると15-70mm)なのですが、これは色んな大きさの石を組み合わせることで、崩れにくく衝撃も吸収しやすいなど様々な機能を付加することができるからだそうです。

くい丸は線間ポールとして使われています

 複線の線路では、保線作業中に作業者が反対側の線路にうっかり進入する事がないように「線間ポール」と呼ばれる間仕切りが設置されています。多くはロープ柵などの簡易な間仕切りなのですが、そのための基礎兼支柱としてくい丸が使われています。

 杭は太さ48.6mm、長さ1.5mですので、根入れ長(打込み深さ)はおよそ50-60cm程度となります。これにロープフックを取り付けてロープ柵を設置されています。

 同じ用途で鉄筋杭などが使われることもあるのですが、くい丸の方が太くてしっかり打ち込める分、振動に強く安定した柵になるのではないかと思います。

設置間隔は概ね10-15mピッチです。

ローバルがいい仕事をしています

ここでちょっと注目して頂きたいのがくい丸の頭の部分。

くい丸の本体部分は線路が削られることによる鉄粉が付着し、全体的に茶色に変色しています。しかし、頭部はローバル(亜鉛末を塗料にした特殊な防錆塗料)を塗ってあるため、変色が効果的に防がれている事がお分かり頂けるかと思います。

くい丸はなぜ固い地面に打ち込めるのか?

 くい丸はオリジナルの尖端構造で抜群の打ち込みやすさを実現しています。

 世の中には様々な杭がありますが、独自の技術で絞り込んだ鉄パイプにハガネ材の尖端金具を全周溶接する構造は、くい丸が25年前に開発した技術です。

鉄道バラスト以外にも色々な地面に使えます

 くい丸は鉄道バラストだけでなく、アスファルトやセメント系の強化地盤など、様々な難地盤への対応実績があります。固い地面に手軽に基礎を作る方法として、くい丸を是非ご検討下さい。


今回もお読み頂きありがとうございました。



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