くい丸は基礎という人目に付きにくい部分で皆様のお役に立つのが仕事です。そのこと自体はとても誇らしい事なのですが、初めて会った方に「くい丸ってどんなところで使われてるんですか?」と聞かれると、富士山でとか新幹線でと使われていますと言っても、なかなか使っている姿をイメージして頂きにくいのです。そんな時によく例に出すのが、○○様邸などの住宅工事現場を囲っているパネル、あれです。

ああいった住宅工事現場での仮囲い分野ではロングセラーとしてご愛用頂いています。

ロングセラーとして愛される理由

陰で見にくいですが、写真左手、白いパネルの右側にある、青い頭がくい丸です。

 前に職人さんにお話しを伺った時は「くい丸はねぇ、他の杭と違ってねぇ、セットハンマーでガツーンって叩いたらグイグイグイって入っていくんだよねぇ!あれいいねぇ!よく考えたねぇ!」と褒めて頂きました。「でも抜けにくくて困る時あるよぉハハハッ」というのも実はよく言われます。くい丸を使っていらっしゃる職人さんは本当に明るくて良い方ばかりです。

仮囲いユニットとも好相性

とにかく件数が多い住宅工事用の仮設部材は、メーカーによるユニット化、システム化がかなり進んでいます。くい丸は単管クランプが使える事から、システム化されたものともスムーズに統合できます。

杭のスペック

 仮設材メーカーさんで多少違いがあるのですが、杭の太さは48.6mmか42.7mmが多いです。パネル用でなく、メッシュ(網)で囲われる場合には27.2mmの太さの物が基礎になる事もあるようです。

 長さは作業性重視で1.1mが多いので、写真の例だと50cm前後が打ち込まれているのではないでしょうか。50cm打ち込むとかなりしっかり効いてきますね。

施工は目的に合わせて

 冒頭でも申し上げたように、あまり深く打ち込みすぎると抜けなくなってしまいます。繰り返し使う用途では、「少ない杭を深く打ち込む」よりも「比較的浅めのものを数多く」の方が正解の場合が多いように思います。反対に、太陽光の基礎では1m程度の根入れ(打込み深さ)が増えてきます。

目的に合わせて上手に使いこなして頂ければと思います。

 


ありがとうございました。



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