天神祭と並ぶ大阪の夏の風物詩、「淀川花火」(正式名称は”なにわ淀川花火大会”なんですね)。アクセスの良さから、普段は何もない淀川の河川敷に60万人とも言われる人が集まります。

 こうした大規模なイベントでは、安全確保と人のスムーズな移動を目的に、結構大規模な仮設工事が行われます。今回はそんな現場でのくい丸の活用事例をお伝えしたいと思います。

打ち上げエリアの仮囲い


 まずは仮囲いです。打ち上げエリアと鑑賞エリアを区切る仮囲いとして河川敷に仮囲いを設置するためにくい丸が使われています。

 杭の太さは48.6mmで、根入れ(打込み深さ)は50〜70cm程度でしょうか。控えもしっかり取って頂いていますね。

 お気づきの方もいらっしゃるかも知れませんが、くい丸は銀色なのに、繋いでいるパイプは黒になっていますね。これは、イベントで照明が当たった時のためなどに黒に塗装されるケースがあるんです。もともと塗装済みのカラーパイプを買われる場合もあるのですが、多くがお仕事の合間に自ら塗られています。くい丸もいずれブラック仕様にされるのでしょうか。気になります。

通路の区切り柵

大型イベントの場合、スムーズに人の流れを作るために誘導柵は欠かせません。

太さ48.6mmのくい丸を使って頂いていますが、人がもたれかかる怖れがない場合などはもっと細いくい丸、例えば31.8mmあたりでも十分ではないかと思います。淀川の花火クラスだと区切った通路が溢れそうになる可能性も大いにありますので、そんな時は48.6mmくらいのしっかりしたものを使って頂いて正解です。

こんな使われ方も、、

淀川の花火ではないのですが、以前くい丸を買って頂いたお客様に聞いたところ、打ち上げ花火を固定するために単管で枠を作る場合があり、それを固定するためにくい丸を使うと仰っていました。色んな使い方があるものだと感心したことを覚えています。

今回もお読み頂きありがとうございました。



お問い合わせフォームはこちら