ウサギ
モグラ親方
1. くい丸や単管の杭打ちに使うハンマーの種類
くい丸や単管パイプの杭打ちに適した手打ちハンマーは、主に以下の4種類に分類できます。作業内容や環境に合わせて最適なものを選びましょう。
DIY向け・細径用
プロ御用達・万能型
現場向け・強力打撃
長尺に最適・安全
1.1 片手ハンマー(〜1.5kg):取り回しの良さが魅力

- 扱いやすさはピカイチ
- 細径の杭打ちにおすすめ
- DIY用途に最適
比較的軽量で片手でも扱いやすい片手ハンマーは、DIY用途や小規模な作業に最適です。φ27.2mmからφ38.1mm程度のくい丸の打ち込みに使われるケースが多いアイテムです。くい丸の打ち込みには、1kg以上の両口ハンマーや石頭ハンマーを使用してください。

「一人だと杭が不安定で打ちにくい」 そんな不安を解消。キャップを被せれば打撃面が広がり、安全・確実に施工できます。
1.2 セットハンマー:バランスの取れた万能型
- プロ御用達、万能型のハンマー
- 太さ27.2〜42.7mmまで様々な杭に対応
- 長尺品の打ち初め用としても
片手ハンマーと大ハンマーの中間的な性能を持つセットハンマーは、木柄の片手ハンマーよりもグリップが握りやすく、打撃力と扱いやすさのバランスに優れています。仮囲い用のφ27.2mmから、仮設トイレ固定用のφ42.7mmまで幅広い太さに対応できる万能型のハンマーです。
1.3 大ハンマー(2.5kg〜):強力な打撃力で効率アップ

- 一撃の強さは絶大
- 硬い地面では、打ちはじめに補助者が必要
- "叩く"より"落とす"イメージで上手に打てる
強力な打撃力を発揮する大ハンマーは、単管パイプや太径のくい丸(φ42.7mm〜φ60.5mm)、あるいは硬い地盤への打ち込みに適しています。二人一組で行う際は、誤って補助者の手を叩くリスクを防ぐため、くい打ち丸(R)手打ちハンドルをご使用ください。
1.4 スライドハンマー(杭打ちハンマー):安全性と使いやすさが特徴

- 構造上打ち損じがなく、一人作業にもおすすめ
- 長尺品も比較的作業しやすい
- 購入前に筒内径をチェック(杭の太さ+1cm以上が目安)
ハンドル付きの重い筒を被せてスライドさせて打ち込むスライド式の杭打ちハンマーは、ハンマーが手元を狂って怪我をするリスクが少なく、安全性が非常に高いのが特長です。1.5mを超える長尺のくい丸の打ち始め作業用としても便利です。筒内径は、例えばφ27.2mmのくい丸なら約38mm以上の内径を持つ製品を選んでください。
スライドハンマーは当店では取り扱いしておりません。「杭打ちハンマー」や「スライドハンマー」で検索し、別途お求め下さい。
2. ハンマー選びのコツ(騒音と傷み)
2.1 木製掛矢、ゴムハンマーの利用
杭打ちの騒音を抑えたい現場では、木製掛矢(かけや)やゴムハンマーの使用を検討する場合もあります。しかし、くい丸や単管パイプの頭部は鉄製のため、掛矢やゴムハンマーが(非常に)傷みやすく、当店では推奨していません。どうしても使用したい場合は、専用のソフトキャップを併用することでハンマー側の傷みを若干抑えることができます。
2.2 ハンマーの種類による騒音の違い
杭打ち時の騒音の大きさには差があり、店長の感覚では、【片手ハンマー < スライド式杭打ちハンマー < 大ハンマー】の順で騒音が小さくなる(静かになる)傾向があります。住宅街での作業では参考にしてください。
3. くい丸・単管パイプの杭打ちのコツ:安全かつ確実に
杭打ちハンマーを使った作業をスムーズに行うための、実践的なコツをご紹介します。
3.1 準備するもの:スムーズな作業のために
ハンマー作業に必要な道具と保護具
- 適切なハンマー、手打ちキャップ等
- 水平器、メジャー、保護具(安全メガネ・軍手等)
3.2 垂直と鉛直の違い:正確な施工のために
「垂直」は地面に対して直角、「鉛直」は地球の中心(重力)に向かって真っ直ぐ。斜面でのフェンス作業などでは、この違いを意識して水平器を使うことが非常に重要です。
3.3 杭打ちを真っ直ぐ打ち込むコツ:「はじめが肝心」
真っ直ぐ打ち込むための最大のコツは、最初の打ち込みです。30〜40cm程度深く打ち込まれてしまうと、手での修正(傾きの微調整)は非常に難しくなります。打ち始めの段階でこまめに水平器を当てながら進めてください。
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4. 手打ちに自信がないときは機械打ちが安心
DIYなどで作業経験が少ない場合や、本数が多い現場、地盤が硬い場所では、無理に手ハンマーを使わず、電動ハンマー(はつり機など)による機械打ちを検討することが成功の秘訣です。
専用のアダプタ(キャップ)を使えば、初めての方でも機械の力で安全かつスピーディーに真っ直ぐ打ち込めます。詳しくは、電動ブレーカーでの打ち込みガイドや、当店の機材レンタルサービスをご覧ください。