重機でも抜けない!? バックホーを使ったくい丸の引き抜き作業
今回は、敷地内に打ち込んだテスト用のくい丸が増えてきたため、整理のために移動式クレーン仕様のバックホー(ショベルカー)を使って引き抜き作業をおこなった様子をご紹介します。
うさぎママ
モグラ監督
1. 状況:様々な条件で打ち込んだくい丸の回収
これまで試験用に、様々な条件で数十本のくい丸を打ち込んでいました。状態としては以下の通りです。
- 打ち込んだ時期: バラバラ(長期間埋まっていたものも含む)
- 打込み深さ(根入れ): 浅いものから深いものまで様々
- 地盤の硬さ: 場所によって異なる(N値は3〜25くらいまで様々)
この本数と深さになると、さすがに人力や小型ジャッキでは厳しいため、今回はプロの現場と同様に移動式クレーン付きバックホーを使用して一気に引き抜くことにしました。
2. 重機が悲鳴を上げる!? 苦戦した1本はこれだ
ほとんどのくい丸は重機の力でスムーズに抜けましたが、中には重機が持ち上がりそうになるほど苦戦した1本がありました。実際の作業風景を動画でご覧ください。
動画をご覧いただくと、バックホーの腹板(ブレード)が地面にめり込むほど強い力で引き上げているのが分かるかと思います。
バックホーのフルパワーをかけて、ようやく「ズズズ…」と少しずつ動き始めるような状態でした。
このように、根入れが深く、かつ土壌との密着度が高い場合、くい丸は表面がフラットな鉄パイプであっても、摩擦によって驚くほどの抜けにくさ(引き抜き支持力)を発揮するのです。
くい丸は細い杭なのに、ガッチリと地面と密着して驚くほど抜けにくくなる事があるんだ。構造物を支える「安全性」という意味では最高の長所だけど、撤去するオペレーターとしてはいつもヒヤヒヤするぜ(笑)。
3. 無事に引き抜き成功!
最後はなんとか引き抜くことができましたが、普段からくい丸の性能を熟知している我々スタッフも、その尋常ではない抜けにくさに改めて驚く結果になりました。
重機のオペレーターさんだけでなく、周りで見ていた人も、スッポン!と抜けた瞬間には思わず歓声があがったほどです。
4. まとめ|くい丸の支持力は想像以上!
今回の作業テストから、くい丸の特性が改めて実証されました。
- 打ち込みは簡単: 先端が尖っているため、電動ブレーカーやハンマーでスムーズに施工可能。
- 抜けにくさは想像以上: 一度地盤に馴染むと、重機がフルパワーを要するほど強力な支持力を発揮する(※地盤条件により異なります)。
今回はテスト用のくい丸の回収作業でしたが、太陽光パネルの基礎や常設フェンスなど、強風に対する「引き抜き強度」が求められる現場での実用を検討中の方にも、くい丸の安全性を感じていただけたのではないでしょうか。
施工方法や設置条件に関するご相談も承っておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。