専用金具で確実撤去!「ロッキーリング」を使ったくい丸の抜き方

くい丸は「繰り返し使用できること」が大きなメリットの一つです。そのため、多くのお客様から「打ったはいいけど、どうやって抜くの?」というお問い合わせをいただきます。
単管杭(切りっぱなしの鉄パイプ)を抜く際は、単管クランプを用いてテコの原理で引き抜くことが一般的ですが、くい丸は支持力が高く抜けにくいため、従来の方法では対応が難しい場合があります。(※かつてはテコの原理を利用する専用金具も販売されていましたが、現在は廃番となっています)
モグラ親方
店長
1. 専用引っかけ金具「ロッキーリング」とは?
「ロッキーリング」は、くい丸を引き抜くために専用設計された引っかけ金具です。杭は一般的に「最初の数センチ(初期段階)」の引き抜きが最も困難ですが、ロッキーリングはその強力な保持力で、くい丸の頭部を確実にホールドします。
2. ロッキーリングの取り付けと抜き方(ジャッキ使用)
ロッキーリングの取り付けは非常に簡単です。以下の手順でセットし、ジャッキアップを行います。
手順①: まず、ロッキーリングの「切り欠き部分」を、くい丸の頭部(リング状になっている部分の下)に引っかけます。作業はシンプルで、カチッとはめるだけで完了します。
手順②: 専用の「くい抜き丸 ロッキージャッキ(または油圧ジャッキ)」をセットし、ジャッキアップしてくい丸を安全に引き上げます。最初の数センチが抜けたら、あとは手で引き抜くか、再度ジャッキをかけ直して抜いていきます。
3. ⚠️ よくある誤解!ジャッキのツメを当てる位置
ロッキーリングを使用する際、最も多い間違いが「ジャッキの当て方」です。

❌ リングの「穴の中」にツメを入れないでください!
お客様からは「ロッキーリングの丸い穴の中に、ジャッキのツメを入れる」と誤解されることがよくあります。実際には、ツメは穴に入れるのではなく、リングの「底部(平らな部分)」に当てて持ち上げます。
この誤解さえ解消できれば、あとはジャッキアップを行うだけでスムーズに引き抜くことができます。
4. クレーン(ユニック車)による効率的な引き抜き

ロッキーリングはジャッキだけでなく、シャックルを掛けてクレーンで引き抜くことも可能です。
ユニック車などのクレーンを利用することで、大量のくい丸を撤去する際などにさらに効率的な引き抜き作業が行えます。
ただし、地盤の状況によってはクレーンでも上がらないほど非常に強力な抵抗を示すことがあります。無理に吊り上げるとワイヤーが切れたり機材が破損する恐れがあるため、引き抜き作業には十分な注意と安全確認が必要です。
💡 まとめ
くい丸の撤去には、専用金具「ロッキーリング」が欠かせません。正しくセットしてジャッキやクレーンを活用し、安全でスムーズな撤去作業・再利用にお役立てください!