4mの監視カメラポールを屋外にDIY工事 | くい丸さや管工法なら女性一人で必要な場所に完全施工

庭に完成した高さ約4mの単管パイプ製防犯カメラポールと照明・電源ボックス
防犯カメラと照明、電源ボックスを取り付けたポールが完成。

女性一人で、4mの防犯カメラポールをDIY

今回ご紹介するのは、ご自宅に屋外用の防犯カメラ(監視カメラ)を設置するため、高さ4mの監視カメラポールをDIYした佐藤さん(仮名)の事例です。

防犯カメラは機器の性能だけでなく、本当に必要な場所に、必要な高さで設置されていることもとても大切です。一方で、「外壁に穴を開けたくない」「取り付けたい場所にちょうど良い高さの壁や柱がない」というご相談もよく頂きます。

そこで佐藤さんは、くい丸を基礎に、直径48.6mmの単管パイプを支柱として立てる方法を選びました。3日間かけて、誰の手も借りずに最後までお一人で完成させた、実際の設置方法と施工の工夫をご紹介します。

うさぎママ うさぎママ
「ニュースを見ていると、家にも監視カメラが必要かなって思うんだけど、壁に穴を開けたくないの。でも低い位置だと勝手に触られそうで…。」
店長 店長
「高さのあるポールは、やみくもに取り組むと上手くいきにくいDIYの一つです。『くい丸42.7mm』を使ったさや管基礎で実際に施工された事例をもとに、一緒に計画を考えていきましょう。」
項目 今回の事例
用途 屋外用の防犯カメラ・照明の設置
メイン支柱 直径48.6mm・長さ4mの単管パイプ
基礎 くい丸と同芯バンドを使ったさや管工法
補強 2方向から単管パイプの控えを設置
作業人数・期間 1名・3日間
杭打ち 1.8kgハンマーを使用し、メイン基礎を深さ約50cmまで根入れ(打ち込み)

初めてのDIY。「何が必要か分からない」からのスタート

佐藤さんから最初にいただいたご相談は、「屋外に防犯カメラを設置するポールを、自分一人で立てたい」というものでした。

カメラを設置したい高さは約3.5m。支柱は、当初から直径48.6mm・厚さ2.4mm・長さ4mの単管パイプで計画されていました。冬場は積雪による影響も懸念されることから、どのような構造にするのが良いかお悩みの中、クイックスにご相談頂きました。

くい丸の太さや長さはどれを選ぶのか。メイン支柱には控えが必要なのか。ソフトキャップや同芯バンド以外に何を用意すればよいのか。佐藤さんは、気になっている条件と疑問を具体的に書き出してご相談くださいました。

💡 DIYの計画で最初に整理したいこと

設置物の高さと重さ、支柱の寸法、地盤の状態、周囲から受ける風や雪などの力、施工人数、手持ちの工具を整理すると、必要な基礎や補強を検討しやすくなります。

基礎・支柱・控えを分けて、必要な部材を整理

ご相談内容をもとに、クイックスでは「メイン支柱の基礎」「4mのメイン支柱」「2方向の控え」に分けて構成を整理しました。

メイン支柱には、くい丸42.7mmを先に地面へ打ち込み、その上から48.6mmの単管パイプをかぶせる「さや管工法」を採用。くい丸と単管パイプは、回転を抑える同芯バンドで固定します。

メイン支柱を支える控えは2方向に設置します。控えの先端は、地面にまっすぐ打ち込んだくい丸へ自在クランプで固定する計画です。

防犯カメラポールを2方向から単管パイプの控えで支えた足元基礎部分
メイン支柱を、2方向から単管パイプの控えで支えています。

手書きの図で、控えの取り付け方まで確認

計画を進めるなかで、佐藤さんから「控えの単管パイプは地面に埋めるのか」「固定ベースは必要なのか」という追加の質問が届きました。文章だけでは伝わりにくい部分は、手書きの図まで添えて確認してくださいました。

控えパイプの取り付け方とくい丸の打ち込み角度を整理した手書きの検討図面

クイックスからは、控えの単管パイプ自体を地面へ埋める必要はなく、地面に打ち込んだくい丸へクランプで直接固定する方法をご案内しました。また、控えを受けるくい丸は斜めではなく、地面に対しておおむねまっすぐ打ち込む計画としました。

控え(つっかえ棒)の端を地面に埋めてはいけない、ということはありません。ただ、埋めなくても、控えをくい丸の地面に近い低い位置にクランプで固定すれば、支柱にかかる力をくい丸を通して地中へ逃がせるため、埋めたときと同様の効果が得られます。クランプの位置が高いほど、くい丸が地上部で「てこ」のように曲げられて傾きやすくなるので、できるだけ地際に近い位置で固定するのがポイントです。

💡 控え杭の打ち込み角度は斜め真っ直ぐのどっちがいい?

手描きイラスト左側のように「控えパイプに対して直角に近い角度(斜め)」で杭を打たれるお客様も多いのですが、実はメーカーの比較試験によると、斜め打ちよりも地面に対して鉛直(真っ直ぐ)に打ち込む方が高い水平支持力を発揮することが判明しています。
支持力の差はそこまで大きくはありませんが、斜め打ちは作業難易度も高くなるため、特段の事情がなければ、打ち込み深さ(根入れ長)をしっかり確保できる真っ直ぐ打ちをおすすめしています。

佐藤さんの疑問 今回採用した方法
控えの先端は地面に埋める? 控えは埋めず、くい丸へクランプで固定
固定ベースは必要? くい丸へ直接固定するため使用しない
控え用のくい丸は斜めに打つ? 鉛直方向(真っ直ぐ)に打ち込み
クランプを留めるのに専用スパナがない場合は? 今回の作業ではモンキーレンチでも代用可能と案内
地面に垂直に打ち込んだくい丸へ控えの単管パイプを自在クランプで固定した部分

控えの単管パイプを、地面に打ち込んだくい丸へ固定。

反対側のくい丸と控えの単管パイプを自在クランプで接続固定した足元

反対側の控えも同じ考え方で固定されています。

不安を一つずつ減らし、いよいよ施工へ

必要な部材と施工方法が見えてくると、佐藤さんから「不安な気持ちが薄れました」とのご連絡とともにご注文くださいました。

クイックスからは、慣れない杭打ちは早く終わらせようとせず、少しずつ進めること。4mのメイン支柱は重く、立てる途中が不安定になるため、無理をしないこと。施工中に分からないことがあれば、いつでも連絡していただきたいことをお伝えしました。

DIYのサポートで大切なのは、部材を販売して終わりにしないことだと私たちは考えています。お客様が何に不安を感じているのかを一緒に整理し、作業のイメージが持てるところまで具体化する。その積み重ねが、安心して最初の一歩を踏み出す助けになります。

3日間かけて、女性一人で完成

うさぎママ うさぎママ
「4mのポールを一人で完成させたなんてすごい!3日間、どんな順番で作業したの?」
モグラ親方 モグラ親方
「最初から全部やろうとせず、基礎、メイン支柱、控えの順に作業を分けたんだ。大きなDIYほど、事前に計画して一つずつ進めることが大切だぞ。」

佐藤さんは作業を急がず、工程を3日間に分けて施工しました。

日程 作業内容
1日目 メイン支柱の基礎となる、くい丸42.7mmを打ち込む
2日目 防犯カメラ、照明、電源ボックスを取り付けた4m単管パイプを設置する
3日目 控え用のくい丸2本を打ち込み、控え用単管パイプを取り付ける

深さを先に印し、水平を確かめながら杭打ち

メイン基礎のくい丸には、クイックスがご案内した「打ち込み深さ50cm+地上に残す長さ30cm+施工誤差10cm」をもとに、50cmと30cmの位置へあらかじめマジックで印を付けました。目標位置を見失わないようにしてから、水平器で向きを確認しながら打ち進めています。

使用したのは1.8kgのハンマーです。大きく振り上げるのではなく、少し持ち上げて落とすように一打ずつコツコツと打ち進め、無事に深さ50cmまで施工できました。

💡 住宅地では音の配慮も大切

佐藤さんによると、同時にご購入頂いたくい打ち丸ソフトキャップを装着すると、キャップなしの場合に比べて打ち込み音が大幅に抑えられたそうです。近隣への音が気になる場所では、作業時間帯への配慮とあわせて、ソフトキャップの使用をご検討ください。

最大の難所は、機器を取り付けた4m単管の設置

佐藤さんにとって最も大変だったのは、防犯カメラ、照明、電源ボックスを取り付けた4m単管パイプを基礎のくい丸へかぶせる作業でした。佐藤さんの力では一人で真っ直ぐに起こせなかったため、手持ちの脚立や洗車用の足場台を使いながら、少しずつ立ち上げていきました。支柱を一旦くい丸に被せてさえしまえば、揺れはするものの(根入れが浅くなければ)簡単には倒れません。支柱が回転したり沈下したりしないよう、同芯バンドを締めて固定しています。

⚠️ 支柱の建て込み(立ち上げ)作業について

今回使用した4mの支柱は単管だけで約11kg。そこにカメラや電源ボックスも取り付けるので重心も不安定になりがちです。安全な設置のためにも、可能な限り補助者とともに作業して頂くことをおすすめします。

次に2方向の控え杭の打ち込みと控え材(つっかえ棒)をクランプで取り付け、防犯カメラポールが完成しました。基礎、4mのメイン支柱、2方向の控え、防犯カメラ、照明、電源ボックスまで、3日間の工程をたったお一人で進められました。

単管ポールの上部に設置された防犯カメラ、センサーライト、電源ボックス
支柱上部に防犯カメラ、途中に照明と電源ボックスを設置。

「本日無事に一人でポールを立て終え、防犯カメラを設置することができました。」

完成後に届いたこの一文から、佐藤さんの安堵と達成感が伝わってきました。後日のご連絡では、「いまだに自分が立てたものとは信じられず、毎日ポールを見て満足しています」とも書いてくださいました。

完成後は、実際の環境を見ながら調整する

佐藤さんは完成後、ポールに目立ったぐらつきがないことも確認されました。しかし、積雪や台風など季節性の要因についてはすぐには判断できないため、まずは一シーズン様子を見て、必要であれば移設や追加補強を検討する方針です。

ご自身で設置作業をすることで、後のメンテナンスも自分で行うことができ、長期的なコスト削減効果は大きなものになるでしょう。

特にくい丸は、引き抜いて設置場所を変えられる事もメリットの一つです。手作業で抜けない場合に備え、クイックスでは杭抜き工具のレンタルもご用意しています。

⚠️ 定期点検を続けてください

強風・積雪・落雪が予想される前後には、支柱、控え、クランプ、配線、機器の固定状態を点検してください。支柱や基礎の構造だけでなく、電気関係のチェックや防水ケースの確認も行っておくと安心です。

丁寧な計画が、DIYを完成へ導く

今回の事例で印象的だったのは、佐藤さんが分からないことを曖昧なままにせず、一つずつ確認しながら計画を進められたことです。初めて扱う部材、初めての杭打ち、4mの支柱。通常であれば業者さんに頼んでもおかしくないような大きなDIYでも、作業を小さな工程に分ければ、準備すべきことが見えてきます。

クイックスは、「こんなものを作りたいけれど、どう固定すればよいか分からない」という段階からご相談を承っています。用途や設置場所の写真、予定している寸法、気になっている条件をお送りください。お客様の計画に寄り添いながら、必要な部材と施工方法を一緒に考えます。

LINEで相談
防犯カメラポールのDIYをLINEで相談できます

設置場所の写真、ポールの高さ、取り付けたい機器、地盤や周辺環境をお知らせください。構想段階から、くい丸のサイズや補強方法を一緒に検討します。

さや管工法の基礎に使える、くい丸42.7mm
単管ポールの基礎に「くい丸42.7mm」

48.6mm単管パイプをかぶせるさや管工法、対応する長さ、関連金具をご確認いただけます。

※お客様のお名前は仮名です。ご相談内容は、個人や設置地域を特定できないよう一部を要約・編集しています。

防犯カメラポールDIYのよくある質問(FAQ)

壁に穴を開けずに、防犯カメラを高い位置へ設置する方法はありますか?
はい、地面に打ち込んだ「くい丸」を基礎にして、単管パイプのポールを立てる方法があります。壁や屋根に穴を開けず、手が届きにくい高さにカメラを取り付けられます。本記事の事例では、直径48.6mm・長さ4mの単管パイプを使い、上部に防犯カメラ、途中に照明と電源ボックスを設置しました。
単管パイプの防犯カメラポールの基礎は、どのように作りますか?
「さや管工法」が一つの方法です。まず基礎となるくい丸42.7mmを地面に打ち込み、その上から直径48.6mmの単管パイプをかぶせて、同芯バンドで固定します。事例では、くい丸を深さ約50cmまで打ち込み、地上に約30cmを残しました。必要な根入れは地盤や設置物によって変わるため、条件が分からない場合は事前にご相談ください。
4mの防犯カメラポールに、控え(つっかえ棒)は必要ですか?
高さのあるポールは、控えで補強すると安定しやすくなります。事例では2方向に単管パイプの控えを設置しました。控えは地面に埋めず、地面に打ち込んだくい丸へ自在クランプで固定します。このとき、クランプはくい丸のできるだけ低い位置に留めてください。また、控えを受けるくい丸は、斜めよりも地面に対して真っ直ぐ打ち込むほうが、メーカーの比較試験で水平支持力が高い結果となっています。必要な本数や方向は、高さ・設置物・風雪の条件によって異なります。
防犯カメラポールのDIYは、一人でもできますか?
事例では、女性一人で作業を3日間に分け(1日目:基礎、2日目:支柱の設置、3日目:控え)、完成させています。ただし、4mの単管パイプだけで約11kgあり、カメラなどを取り付けると重心も不安定になります。支柱の立ち上げが最も大変な工程のため、可能な限り補助者と一緒に、風の弱い日に行ってください。
防犯カメラポールを設置した後の点検や、移設はどうすればよいですか?
強風・積雪・落雪が予想される前後に、支柱、控え、クランプ、配線、機器の固定状態を点検してください。くい丸は引き抜いて設置場所を変えることもでき、手作業で抜けない場合は杭抜き工具のレンタルが使えます。
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【免責事項】

  • 本記事で示されている数値・安全性に関する情報はあくまで目安又は一例であり、お客様がこれに基づいて設計、施工されたことにより発生したいかなる損害についても当店では責任を負いかねます。
  • 設計、施工においては、必ずお客様ご自身で妥当性を確認して下さい。
  • 設置物や大きさによっては、法令による規制の対象となる場合があります。お客様ご自身で確認して下さい。
  • 掲載している写真はプライバシー保護等から、撮影意図を損なわない範囲で修正されている場合があります。