くい丸の選び方[太さ編]

くい丸には、直径27.2〜60.5mmまでの7種類の太さがラインアップされています。

設置するものに合わせて適切な太さを選べるように、それぞれの特徴をお伝えします。

■パイプの規格をご紹介

ガス管やくい丸にも使われている構造用鋼管など、多くの鉄パイプの太さはJIS規格で定められています。くい丸はJISに準拠した高品質な国産パイプを採用しています。

建設や農業など、それぞれの業種内で普及している太さがありますので、合わせてご紹介します。

直径/太さ (mm)	呼び径	肉厚 (mm)	1mあたりの重さ (kg)	JIS規格	よく使われる業種
27.2	20A	1.9	1.2	JIS G 3444(STK-400)
31.8	-	1.6	1.2	JIS G 3444(STK-400)	農業
34.0	25A	2.3	1.8	JIS G 3444(STK-400)	屋外広告、エクステリア
38.1	-	2.3	2.0	JIS G 3444(STK-400)	農業
42.7	32A	2.4	2.4	JIS G 3444(STK-500)	建築(一側足場)
48.6	40A	2.4	3.0	JIS G 3444(STK-500)	建設・土木
60.5	50A	2.3	3.3	JIS G 3444(STK-400)	土木

■単管クランプとの組み合わせ

くい丸には「くい丸システムズ(R)」として、多くの用途にマッチした金具をご用意していますが、市販のクランプ類と組み合わせるのを検討されるお客様もと思います。そこで、太さ別に単管クランプとの組み合わせについて表にまとめました。(当店調べです。ご了承下さい。)

直径/太さ (mm)	単管クランプの充実度	調査結果
27.2	★☆☆☆☆	直交タイプ(※1)がわずかにありました
31.8	★★★☆☆	農業用の太さだけあって、自在タイプ(※2)はもちろん、φ31.8とφ25.4など異径の組み合わせもあります。
34.0	☆☆☆☆☆	水道用の止め金具などがわずかに見つかりましたが、クランプは発見できませんでした。
38.1	★★★★☆	ミニクランプの「φ34」用がφ38.1に適合するようです。垂木クランプ(板クランプ)などもあるので使い方が拡がります。
42.7	★★★☆☆	ホームセンターでも販売されている「兼用クランプ」が適合します。
48.6	★★★★★	ホームセンターで販売されている「単管クランプ」が使えますので、直交、自在、三連、コ型、垂木、鬼クランプなど本当に色々な種類のクランプが発売されています。
60.5	★★☆☆☆	サポートクランプや単クランプがいくつか販売されています。

※くい丸システムズ(R)以外の適合性については保証の限りではありません。お客様ご自身のご判断でお選び下さい。

※大きな荷重がかかる用途では仮設工業会認定品をお勧めします。また、必ず定格荷重内でお使い下さい。基礎の耐荷重や構造においても十分安全に配慮して下さい。