■ハンマー作業におすすめ
「手打ちキャップ」は、ハンマーで杭打ち作業を行う際に非常に便利な保護キャップです。くい丸はすべて、直接ハンマーで打ち込めるように設計されていますが、手打ちキャップを使用することで、次のメリットがあります。
1)「的」が大きくなって打ちやすい
手打ちキャップを被せることで、ハンマーで狙った際の「的」が大きくなり、非常に打ちやすくなります。特に、杭打ちの経験が少ない方にとっては、正確に打ち込むことが難しい場合があるため、手打ちキャップを使うことでこの課題を克服することができます。このキャップは狙いやすさを向上させ、作業効率を大幅に向上させる役割を果たします。
2)打設後のくい丸の頭部がきれい
打設後のくい丸の頭部がきれいに保たれるという利点があります。直接ハンマーでくい丸の頭をたたくと、どうしても打ち方によっては傷んでしまいがちです。特にお花見や花火大会、フェスティバルなど、イベントで使用する際には、傷ついた頭部が一般の方にとって危険になることも考えられます。手打ちキャップを使えば、くい丸の頭部が傷みにくくなるため、より安全な状態で使用することができます。
■作業者お一人につき1個ご用意ください
作業者お一人につき一個の手打ちキャップをご用意いただくことをお勧めします。手打ちキャップは厳選された材料で作られており、すぐに壊れることなく、繰り返し使用することができます。基本的には作業者お一人につき一個をご用意いただければ十分です。くい丸の数と同数を用意する必要はありません。ただし、手打ちキャップも繰り返し使用するうちに劣化していくため、無限に使用し続けることはできませんが、DIYレベルの作業であれば一つあれば十分にお使いいただけます。
■鉄製大ハンマーとお使いください
手打ちキャップの仕様の有無に関わらず、くい丸を打ち込む際には、鉄製の大ハンマーをお使いください。木製のカケヤやゴムハンマー、プラスチックハンマーなどでは、ハンマー自体が傷んでしまいます。
大きなハンマーを使うほど打ち込みのパワーは増しますが反面扱いが難しくなるので、次を目安にハンマーの大きさを選定してください。
- くい丸(27.2mm〜38.1mm):1〜1.5kgのハンマーがおすすめ(いわゆる金槌ではくい丸は打ち込めません)
- くい丸(42.7mm〜60.5mm):3kg前後の大ハンマーがおすすめ
■手打ちハンドルとの組み合わせがおすすめです
ハンマーでの打ち込みは、杭が自立するまで補助が必要になるケースが多くあります。
別売りの手打ちハンドルを使うことで、より安全に補助して頂けます。