一側足場の控えにくい丸
住宅工事など、建築現場の足場として広く使われている一側足場。狭い敷地に効率的に足場を組めるところが魅力ですね。足場は現場にはなくてはならないものですが、一つ前違えると事故のリスクもあるので安全には慎重を期さなければなりません。安全対策の一つとして使われているのが「控え」です。足場が倒れないように支える重要な役目を担っています。その控えの杭としてくい丸が活躍している現場がありました。
足場に「控え」を取ることで安全性アップ
足場には必ず控えが必要かというとそういうわけではありません。4辺全てを囲うなど、安定した形の足場には控えを設けない場合もあります。しかし、写真の現場ではL字型の足場になっていて、強風に対して不安があるとの事から倒れ止めとして控えが設けられています。
この斜めの単管が控えですね。そしてその足下の杭が「くい丸」です。
目立たないのでアップにしてみました。ちなみに、一側足場の支柱の太さは42.7mmで、ホームセンターで売られている単管(48.6mm)より少し細いんです。なので、くい丸も住宅工事の現場では42.7mmが使われる事が多いですね。大ハンマーでも打ち込みやすいのにしっかり抜けにくい太さです。
42.7mmのくい丸には兼用クランプ
42.7mmを使うときに注意しないといけないのは、いわゆる「兼用クランプ」を使わなければならないという事です。「単管クランプ」の方が価格は安いのですが、48.6mmにしか対応していないので42.7mmのくい丸には使えません。是非ご注意頂いて安全に作業して下さい。
ありがとうございました。