FAQ 「車上渡し」って何?くい丸の配達で知っておきたい荷下ろしのルール
こんにちは!くい丸専門店クイックスお客様センターです。
今回は、くい丸の配達に使われることの多い「路線便」でのお届けについてご説明します。
特にご質問が多いのが、「車上渡しって何ですか?」という内容。
普段、宅急便に慣れている方にはあまり聞きなれない言葉かもしれませんが、大切なルールのひとつです。
■ 車上渡しとは?
「車上渡し」とは、簡単にいうと
「荷下ろしはお客様側でお願いします」
という意味です。
くい丸は重量物のため、一般的な宅急便ではなく「路線便」と呼ばれる企業向けの輸送サービスでお届けします。
路線便では、手で運べないような重い荷物・長尺の荷物を扱うため、玄関先までの配達や荷下ろしの代行は行われません。
■ 荷下ろしはお客様のご準備で
お届け先では、お客様にて以下のような準備をお願いしております:
- フォークリフトのご用意
- もしくは、人手を確保しての手おろし
車上渡しは、こうしたリソースが「お客様側で必要」という前提で成り立っています。
■ とはいえ…実際はドライバーさんも協力的です
こう書くと、お客様が荷下ろししている間はドライバーさんが腕を組んで待っているようなイメージですが、実際にはドライバーさんもできる限り協力してくれることが多いです。
というのも
- 早く次の配達に向かいたい
- 他のお客様の荷物や自分のトラックに傷をつけたくない
といった理由から、荷下ろしを手伝ってくださる場面もあります。現実的ですね。
ただし、あくまで「善意」や「状況次第」での対応となるため、基本的には荷下ろしはお客様のご準備でお願いいたします。
■ くい丸の荷下ろし方法
くい丸は、5本ずつ束ねて大きな梱包にしていますが、帯鉄をカットすれば1本ずつ手おろしが可能です。
目安としては、
- 〜50kg:お一人で対応されるケースもあります
- 〜300kg:2〜3名での荷下ろしが多いです
※あくまで目安です。安全を第一に、ご判断ください。
■ ドア前までのお届けもできません
車上渡しでは、建物上階へのお届けや、1階であってもドア前までのお届けには対応できません。
ビルなどへのお届け出は、お客様が建物前で荷受けしていただき、ご自身で上階にお運びいただくなどしているケースがあります。
皆様のご協力に心より感謝しております!
■ 実際にあったトラブル例
過去には、数百kgの荷物を配達に行ったところ、荷受人の方に「手で降ろしておいて」とだけ言われたため、ドライバーが荷下ろしできなかったというケースもありました。
また、20kg程度の荷物を「3階まで持ってきて」と言われたけれど、大型車で路肩に停車して建物内に入ることは難しいためお断りしたというケースも耳にしました。
ドライバーは他のお客様の荷物も多数抱えているため、特定の荷受人様だけに長時間対応することができないのが現実です。
■「天井クレーンがあるから大丈夫」は要注意
「フォークリフトはないけど天井クレーンがあるからOK!」とおっしゃる方もいらっしゃいますが、
残念ながら、路線便のトラックはほとんどが屋根付きのアルミトラックです。
そのため、天井クレーンは使用できません。この点も、事前にご注意いただければと思います。
■ 最後に
宅急便のような「至れり尽くせり」の感覚が頭にあると、ギャップに戸惑うこともあるかもしれません。
路線便は企業間(B2B)輸送を目的とした仕組みです。
スムーズで安全な配送のために、お客様にもご協力をお願いする場面があることを、どうかご理解いただけますと幸いです。
スタッフ・ドライバーともに、気持ちよいお取引ができるよう努めてまいります。
最後までお読みいただきありがとうございました!