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路線便の「車上渡し」について解説

くい丸の配達に主に使用される路線便では、「車上渡し」が原則です。

個人のお客様には馴染みの少ないルールだけにご存じない方も意外に多いと感じています。
そんな車上渡しについて解説します。

 

□車上渡し

路線便が宅急便と大きく異なる点として、「車上渡し」があります。車上渡しとは、簡単に言うと「荷下ろしはお客様(荷受人様)でお願いします」ということです。

路線便のような企業間(B2B)輸送では、手では下ろせない重量・サイズの荷物を扱うことから、宅急便のように玄関先までお届けします、とはいかないのはある意味当然かもしれません。

□お客様の責任で

お届け先のお客様側でフォークリフトや人力など、荷下ろしに必要なリソースを準備しておく必要があります。

□とはいえ、、

実際にはドライバーも以下のような事情で何らかのお手伝いをしてくれるケースが多いと思います。

  • 早く荷物を降ろしてもらって次に行かなければならない
  • 他のお客様の荷物やトラックに傷をつけられたくない(トラックにフォークリフトの爪が刺さってしまうなどは割と起こりがちです)

□くい丸の荷下ろし

くい丸は5本梱包を束ねていって大きな梱包にしていますので、フォークリフトのないお届け先でも、帯鉄をカットすることで手おろしができるようになっています。重量に応じて荷下ろし要員の確保をお願いします。50kgくらいまではお一人、200〜300kgくらいまでであれば2〜3名で対応されるケースが多いです。(※あくまで目安です)

□こんなトラブル(?)も

過去に、数百kgの荷物を配達に行ったところ、荷受人が「おい、手おろしでそこに降ろしておけ」と言われたので、一旦荷下ろしせずに帰ったというドライバーの話を聞いたことがあります。

人数が少ないなどで安全な荷下ろしには時間がかかるとドライバーが判断した場合には、要員の確保をお願いした上で翌日の配達に振り替えられる事もあるそうです。

また、20kgほどの荷物を建物の3階玄関前まで持ってこいと言われたが断ったというケースも耳にしました。確かに、大型車をちょっと路肩に停めて建物内にお届け、というのは難しいでしょう。

ドライバーは多くの他のお客様の荷物も預かっているので、特定の荷受人のためにだけ時間や労力を掛けたりできないということですね。

ドライバーとしてもスムーズに荷下ろしして荷受人に喜んで頂きたいという気持ちに変わりはありませんので、多くのケースではとても協力的に動いてくれます。とはいえ、ドライバーだけを当てにした荷下ろしは近年特に拒否されるケースが増えていますのでご注意下さい。

□天井クレーンに注意

お客様によっては、「フォークリフトはないけど天井クレーンがあるから大丈夫」とおっしゃる方もいらっしゃいます。

ただ、路線便の配達車は基本全てが屋根付きのいわゆるアルミトラックです。

ほとんどの場合天井クレーンは使えず手おろしになってしまいますのでこちらもご注意下さい。

 

宅急便に慣れてしまうと、どうしても至れり尽くせりのサービスを期待してしまいますが、路線便は基本的に異なる目的(B2B輸送)のサービスでもあることから、お客様にお願いする事も出てきます。安全でスムーズなお届けのためにもご協力をよろしくお願いいたします。

お読み頂きありがとうございました。

 

[ English Summary ]

In freight services, “delivery at the truck” is the standard, meaning customers are responsible for unloading the goods. Freight services focus on business-to-business transport, handling large and heavy items, unlike courier services that deliver to doorsteps. Customers must prepare equipment like forklifts or manual labor for unloading. Additionally, ceiling cranes are often unusable due to the truck’s structure, so manual unloading may be necessary. Please ensure proper preparations for safe and smooth delivery.

 

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