ロッキーリングを使ったくい抜きを徹底解説!
くい丸は繰り返し使用できることが特徴の一つなので、多くのお客様から「どのように抜くのか」というお問い合わせをいただきます。
単管杭(切りっぱなしの鉄パイプを杭にしたもの)を抜く際には、単管クランプを用いてテコの原理で引き抜くことが一般的ですが、くい丸は単管杭に比べて抜けにくいため、従来の方法では対応が難しい場合があります。
かつてはテコの原理を利用する専用の金具も販売されていましたが、現在は廃番となっています。
くい丸の抜き方として効果的な、「くい抜き丸(R)」のロッキーリングの具体的な使用方法についてご紹介いたします。
ロッキーリングとは
ロッキーリングは、くい丸を引き抜くために設計された専用の引っかけ金具です。
杭は一般的に、初期段階での引き抜きが最も困難ですが、ロッキーリングはその強力な保持力で、くい丸を確実に引き抜くことができます。
取り付け方法
ロッキーリングの取り付けは非常に簡単です。まず、切り欠き部分をくい丸の頭部に引っかけます。作業はシンプルで、切り欠き部分をはめるだけで完了します。その後、ロッキージャッキでくい丸を安全に引き上げることが可能です。
ロッキーリングの誤解
お客様からは、ロッキーリングのリング部分にジャッキのツメが入ると誤解されることがあるのですが、実際にはツメをリングの底部に当てて使用します。この誤解さえ解消できれば、あとはジャッキアップを行い、簡単に引き抜くことができます。
クレーンによる使用
ロッキーリングは、シャックルを掛けてクレーンで引き抜くことも可能です。ユニック車などのクレーンを利用することで、さらに効率的な引き抜き作業が行えます。ただし、地盤の状況によっては非常に強力な抵抗を示すことがあり、引き抜き作業には十分な注意が必要です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。