さる大手エンジニアリング会社様の現場にお邪魔した時の一枚です。
斜面の転落防止柵の基礎としてくい丸をお使い頂いていました。

「基礎」と「支柱」を分けるとメリットが

 パッと見ると「そんな使い方もあるんだな」で終わってしまうところなのですが、注目して頂きたいのは基礎と支柱が分離されている事です。

 もう少し説明すると、この写真では「基礎」としてのくい丸と、「支柱」としての単管が両方使われていますね。しかし、これをもう少し長いくい丸を使うことで「基礎兼支柱」として1本で済ますことも可能です。

 しかし、そうすると部材コストが減る反面、杭には基礎部分の長さと支柱部分の長さがどちらも必要になるため、杭がどうしても長くなってしまいます。そして、長くなると自然と打ち込むのが大変になるので、施工性が下がって(施工コストが上がって)しまうわけです。

「分けるメリット」と「一緒にするメリット」を総合的に判断

  正直申し上げて、今回のケースだと基礎と支柱の分離で非常にメリットが出るとまでは言えないと思うのですが(恐らく別のご事情があったのだと思います)、仮に高さ2mの柵を作るとなれば基礎と支柱を分離するメリットはかなり大きくなります。打ち込みやすい短い杭を使うことで、施工性は何倍も上がる事も珍しくないと思います。

 もちろん長尺品のくい丸(最長4mまで10cm刻みで製作可能です)のご用命も喜んで承りますので、ご検討の際にはぜひお問い合わせ下さい。


 最後までお読み頂きありがとうございました。



お問い合わせフォームはこちら