世界的に見ても、日本の工事現場の安全対策は非常に徹底されています

 仕事柄、工事現場にお邪魔する事もありますが、日本の工事現場の安全対策は長年に渡って数々の工夫と改善が繰り返されており、本当に細かいところまで行き届いていると感じます。
 安全対策の一環か、3S(整理・整頓・清潔)にも配慮されており、唸らされるような現場が増えてきています。

 とはいえ、安全対策が徹底されるのは工事現場には危険がある事の裏返しでもあります。特に土木工事は現場が平坦な事は殆どなく、高低差があることも多いので、かつては痛ましい転落事故のニュースもありました。

 現在では、写真のようにしっかりした転落防止柵が張り巡らされ、工期中の安全を守っています。この写真ではくい丸は単管で出来た転落防止柵の支柱として使われています。工事が終わった後は撤去するものですので、繰り返し使えるくい丸とのマッチングのいい使い方であると言えます。

わずかなリスクも見逃さない

  お気づきの人もいらっしゃるかと思いますが、こちらの現場でも足下の落石防止対策がしっかりと実施されています。

 ご存じない方の為に少し説明させて頂くと、転落防止柵には、名前の通り人の転落を防ぐ目的があるのですが、それだけではなく、上から小石などが落ちて下にいる人に当たらないように、落石防止の対策をする事が必要なのです。

 自分がケガをしない事は当然として、どこかで不幸にも起こった事故をしっかり対策に反映して同じ事故が起きないようにする。素晴らしいですね。

 こうした落石防止フェンスには、写真の貫板よりも分厚い足場板を挟む事ができる足場板ハンガーもお勧めです。足場板は分厚くて頑丈な事もメリットですが、板が長いので設置の手間も減ります。

 ちなみに、転落防止柵の上段に取り付けられている安全掲示は、安全用品の老舗つくし工房様のものです。掲示を上手に使い、意識を高揚させる事も安全対策の大事な一環です。これからも、くい丸で日本の工事現場が安全になっていくお手伝いが出来ればと思っています。


今回もお読み頂きありがとうございました。



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